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集団活動の難しさ

放課後等デイサービスでの活動として「集団活動」を行うこと。

運営のガイドラインの中でも集団活動は重要だとされています。

放デイでだから出来る事の1つが他の子ども達と一緒になってできる活動です。

そこから学校生活や将来の就労などに向けた集団の中での行動やマナーを学んでいきます。

 

しかし、放課後等デイサービスでの集団活動は一筋縄ではいきません。

なぜならば、発達障害を持っている子供達の多くが集団活動を苦手としているからです。

他者への興味が薄かったり、1人でいる事が好きだったり。

他の子と遊びたいけれど、自分のペースでルールを変えていってしまうため、他の子が離れてしまったり。

一言で「集団活動を取り入れましょう」と言ってもなかなか難しいものです。

それは、子ども達の集団活動に入れない理由がそれぞれ違うからです。

 

ふぇあねすでは最初から集団活動をするのではなく、最終目標を集団活動に設定しています。

1人1人、興味をもつタイミングや物事は違います。

その子が経験したことがあるものや、好きなものに結び付けてまずはスタッフと遊べるようになります。

そのあとで自然と他の子との活動の中に導いてあげられるタイミングを逃さず、誘導します。

集団活動が苦手な子に「集団活動に参加しなさい」と言っても、どんどん嫌いになるだけです。

「楽しんでいるうちに気づいたら他の子と関われていた」が理想だと考えています。

 

放課後等デイサービスは学校でも家庭でもない子ども達にとっての第三の居場所です。

そこで放課後やお休みの日を過ごす中で「頑張らなければいけないこと」だらけでは子ども達は疲れてしまいます。

ですが、私たち指導員の使命は子ども達を療育し、成長させること。

子ども達にはなるべく「楽しかった!今日もいっぱい遊んだ!!」と感じて帰ってもらえるように工夫をしつつ、子ども達が成長できるように・・・。

子ども達が学校に行っている時間は私たちにとっての作戦会議の時間です。

今日も子供達が「楽しかった」と言ってくれるようにがんばります!

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